夏目友人帳語り。〜一人か〜

夏目友人帳から学ぶ心の授業

夏目友人帳は、人と妖怪の優しい関係を描いた人気作品。漫画は現在(2026年)、連載中で、4月には新刊も出る予定だ。楽しみ。

今回は夏目友人帳から学んだことについて考えを深堀りしていく。

優しさと残酷な現実。

夏目友人帳の物語は心温まる優しい作品ではあるが主人公の夏目貴志はなかなかの生い立ちである。早くに両親をなくし、親戚の家を盥回し。妖怪が見えることで周囲から浮いていた。しかし、妖怪が見えるからと行って妖怪がすべていいヤツとも限らない。

夏目くんは「一人で生きていきたいな」とつぶやくシーンがある。

このシーンは夏目くんが小学生の頃の猫に化けた妖怪に話すシーンである。小学生が「一人で」と思うのだろうか。ここで夏目くんは現実世界にもきっと妖怪の世界にも疲弊していたのかもしれない。

木の上の妖怪でも「一人は寂しいよ」というほど「ひとり」とは悲しいもの。

一人で生きていくことと誰かを思うこと

小さい頃から様々な思いをしてきた夏目くんだからこそ誰かに思われている、支えられている日常はとてつもなく大切なものだろう。

一人はとても楽である。でも、人も妖怪も、誰かを何かを思わずにいられないと夏目友人帳は教えてくれる。誰かを思う気持ち、それが別の世界のものでも、もう今はいないものだとしても、見えるものが違っても。誰かを思うことは素敵で楽しくてときに愛おしく涙を流してしまうことも。

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